◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 腸内洗浄でデトックスの会 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
今話題の腸内洗浄
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■ □ グリセリンとジエチレングリコール □ ■
こんにちは、
先日こんな事件がありました。
「パナマで販売されたせき止め薬に中国製の有毒な原料が含まれ、
服用した少なくとも100人が死亡していた。」
「パナマ当局とアメリカCDCが調査したところ、せき止めシロップに使われる
グリセリンの代わりに中国の業者が安価なジエチレングリコールをグリセリン
を偽って輸出し、それを原料にして製造したためとわかった。」
というものです。
ジエチレングリコールをグリセリンと偽って売る中国の企業もモラル以前の
問題ですし、工業用原料を飲用の薬品の製造に使うのもどうなのでしょうか。
(実は10年前にもハイチで同様の事件があったみたいです)
グリセリンというのは「 C3H5(OH)3 C:炭素 H:水素 O:酸素 数字は下付」
という化学式で表せるのですが、
人間は脂肪を食べたときにリパーゼという分解酵素で、脂肪酸とグリセリンに
分解されて体内に吸収されます。
そしてグリセリンは代謝されて解糖系という経路に入ってエネルギーを作り出します。
そのため人間はグリセリンを食べても害にはなりません。
ところがジエチレングリコール「O(CH2CH2OH)2」は甘みがあり水に溶ける
ところはグリセリンとよく似てますが、人間には毒になります。
毒性は肝臓や神経、腎臓に影響を与えるみたいで、
水に溶けることから腎臓から排出しようとして腎臓の具合が悪くなり、
最終的には「腎不全」を起こしてしまうようです。
では、いったいパナマで被害にあった人はどのくらいのジエチレングリコール
を飲んでしまったのでしょう?
ジエチレングリコールの毒性(LDL0)は1000mg/kgのようです。
LDL0というのはそれだけ摂取しても影響を与えない量のことで、
言いかえればこれ以上摂取すると
「やばいよ!」
っていう量のこと。
普通の大人の体重は60kgとすると、このLDL0の数値は6000mg=60gになります。
ジエチレングリコールの比重は1.12だから
60÷1.12=53.57ml
だから、約54ml以上飲んでしまうと
「やばい」
わけです。
シロップに含まれる薬の有効成分は1%もないと考えられるので、
ほとんどがジエチレングリコールだったと考えられます。
だから大人がこのせき止めシロップを朝・昼・晩と15mlずつ
飲んだとすると2日目には
「もうこれ以上はやばいんじゃないの?」
っていう量になってしまいます。
子供だと体重が軽いのでもっと少ない量になります。
日本のせき止めシロップでも小さなカップに入れて大体
そのぐらい量って飲むので、妥当な数値じゃないでしょうか。
おそらく飲み出して数日してくると体に変調をきたしたものと考えられます。
しかし、こんなに被害者が出てしまって、補償とかどうなるのでしょうか?
怖い話です。
ジエチレングリコールと聞くと思い出すのは以前、ドイツでワインに甘みを
出すのに混入されているのが見つかり、それが日本にも輸入されている
となって大騒ぎになったことです。
結局、混入されている量は少量で大量に飲まないと(ワインビン20本ぐらいだったか?)
死なないと言うことで落ち着いたわけですが…。
とにかく食べ物には変なものを入れないようにしてほしいですね!
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